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新里金福「琉球王朝史」

1993年発行。1922年生まれの新里金福さんの遺稿を編集したとあります。
年表は500年、稲作伝来からで、三山時代、尚巴志しょうはしの三山統一、尚真の中央集権体制、島津侵入、琉球処分の時代の話がありました。

明治維新時代に家人やんちゅ制度という奴隷制度があり、禁止後もその影響が続いていたことを知りました。
たまたまこの本を読んで知りましたが、こういった歴史を学ぶ機会がもっとあるとよいと感じます。

IMG_20180714_072539琉球王国
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別冊歴史読本「古代史の論点」

邪馬台国、大和朝廷、蘇我氏、藤原氏、壬申の乱、天武天皇の時代の話。

写真が豊富で、テーマごとに論点が簡潔に書かれていて読みやすくて面白かった。

関裕二さんの「古代史謎解き紀行」と並行して読んだので、ちょうどよかった。
謎解き紀行も面白いと思ったけど、藤原氏の否定ばかりでちょっと一面的すぎたかな。

IMG_20180328_220041古代史の論点

梅津一朗「楠木正成と悪党」

1999年発行。著者は1959年生まれで日本中世史が専門の先生です。
南北朝時代はどんな時代か興味を持って読んでみましたが、とてもわかりにくい時代です。
天皇家の争いがあった時代で、当時やその後の権力者の恣意的な歴史記述などが影響しているようです。
現代も皇国史観の影響を受けていますね。

後醍醐天皇は権力を握りワンマンパワーで改革しようとした人というイメージを持ちました。期待を持たれて政権交代したけど、政策はうまくいかなかった?

楠木正成の実像は、皇国史観の教育のため、天皇の「忠臣」とされ祭られたという話。
足利尊氏と新田義貞の話。新田義貞はたまたま担がれて有名になったけど、あまり能力が高くなかった。
高師直こうのもろなお、東国武士、ばさら、武蔵国一揆のはなしなどありました。
話が頭でつながららず、まだ理解できていません。
IMG_20180120_001628楠木正成と悪党
IMG_20180120_113951楠木正成と悪党図


井沢元彦「逆説の日本史17江戸成熟期」

逆説の日本史はを知っていましたが、初めて読みます。

最近呼んだ「地の果ての獄」でアイヌについて気になったので読んでみました。
表題は「アイヌ民族と幕府崩壊の謎」 大和民族以外の民族で、現在も日本人の構成員である人々は、どういう歴史を持ち、どのような経緯で日本人となったのか?『逆説の日本史』は「大和民族史」ではない。当然、彼らのことも採り上げるとしています。

縄文人は大和民族、沖縄人、アイヌ人の共通の祖先だが、本土にいる縄文人が渡来人と大々的に混血したため、沖縄人とアイヌ人との差が生まれたという説があります。民族の歴史を語るというのは、支配する民族、される民族があると、語り部はその民族との何らかの関わり方があるので、難しいですね。

平安初期に坂上田村麻呂が征伐したのは「エミシ」それ以降主に北海道にいた異民族を「エゾ(=アイヌ)」と和人は呼んだ。
征伐時のエミシの長奥州藤原氏は、和人系と東北土着のエミシ系(安倍、清原」との混血家系だがアイヌとは異なるというのが非特定説というそうです。
東北以北には和人、アイヌと異なる民族が古代から存在した。日本書紀に「粛慎(しゅくしん、みしはせ)」を討ったという記録がある。北方に「日の本」という民族もいた。「大和」が「日本」に国号を改めたのは聖徳太子の頃で、倭(大和)が日本を征服して国号を奪ったと唐書に記載されている。と書かれています
大和とかかわるアイヌの歴史について書かれていますが、初めて聞く事ばかりです。アイヌは文字の記録がなく、アイヌ側の記録から歴史を追うことは難しいようです。
アイヌが和人に侵略されていく歴史があります。アイヌは部族が団結して対抗することはなかったようですが、民族団結はいろいろな条件があってできることで、難しいことだと言及しています。
アイヌの三大蜂起
・コシャマインの戦い(1457)
・シャクシャインの戦い(1669)
・クナシリ・メナシ(1789)
安東氏、渡党、蠣崎家、夷島えぞがしま(北海道)、松前藩、林子平、松平定信、アイヌ勘定(シャモ勘定)、ロシア などの話

アイヌの歴史の後、国学の成立と展開、幕府外交と天保の改革、黒船ショックに話が続きます。

朱子学が国学となった悪影響について、ボロクソに書いています。
松平定信は名君と言われているが、実はこんなに悪かったという論調です。
言っていることはわかるのですが、言い方がスマートではないので反発する人も多いのではと気になります。
まあ、世の中の通説と違うことを主張すると、これくらいの論調になるのでしょうか。
歴史を見るには天皇教はじめいろいろな宗教観が背景にある事を考える必要があると言っており、なるほどと感じました。
自説が正しくこの歴史教育は誤っているという主張が、癖が強いですが、この本の面白さだと思います。この編以外でも何を書いているか気になりました。
週刊ポストに連載されていたので、歴史の記述以外でも主張を書いたのでしょう。
「平和真理教」の聖者土井たか子は憲法改正を唱える人間に対しダメなものはダメと言った。そういう人間の言う事は一切聞く耳を持たないという事で議論の拒否である。東大出の武市半平太が、「黒船なんぞ日本刀で追っ払える」というのと、「北朝鮮のミサイルなど恐くない。平和憲法で日本は守れる」叫ぶのは同じで現実を直視するのに激しい抵抗を示していると書いていました。2011年出版の本ですが、まさに今2017年北朝鮮に、核弾頭搭載ミサイルをのど元に突き付けられています。

抵抗感はあっても、このようないろいろな意見の話を聞いた方がよいと思いました。勉強になったと思います。
IMG_20170918_104331逆説の日本史17江戸成熟編

















山田風太郎明治小説全集六「地の果ての獄 下」

地の果ての獄の後半と、その他5つの短い話。
主人公の有村四郎助は愛の典獄と呼ばれたそうです。刑務所が舞台で強制労働、私刑が横行しますが物語は暗い雰囲気はありません。最後は大奇跡です。

加波山事件、秩父事件、アイヌの話が出てきます。当時の歴史に興味を持ちました。

その他の話は、
「斬奸状は馬車に乗って」「東京南町奉行」「首の座」「切腹禁止令」「おれは不知火」
明治維新で世の中がひっくり返った時の話、面白かった。

IMG_20170818_205721地の果ての獄下




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