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小出裕章「放射能汚染の現実を超えて」

1986年チェルノブイリ原発事故の5年後、1992年に刊行された本の復刻版です。今年2011年3月に福島原発は、責任のとりようのない事故を起こしてしまいました。25年前の話は、今の状況と重なることろが多くあります。
 
著者は原発の電力やメリットを享受している国民が、放射能を受け入れるべきという主張をしています。放射能に汚染された食料や土地を使わない訳にはいきません。お金を持っている国民はのがれて、持っていない国民が汚染をされるのは間違いだと言っています。主張はわかるし、意見が重なるところはかなりありました。
ただ、原発推進派は読まないだろうし、反対派の人も理解できても、同調できない部分があるだろうと思います。

主張とは別に、事実としてあった話は参考になります。
・実験、原爆、原発事故を含め、地上での爆発は400回以上あった。
・チェルノブイリの前にも実験等によって、全地球は放射能に汚染されている。
・チェルノブイリの汚染はこれまでに比べて甚大。8000km離れた日本も死の灰の雨が降った。
・チェルノブイリの時に、日本は輸入規制した。抜き取り検査でセシウム137と134の合計が
 370ベクレル/kg以上は輸入しないというもの。
→著者は370ベクレルは大きすぎて危険と書いていた。現在の国内の出荷制限基準は500ベクレル/kg。
 福島の原発事故は、間違いなく8000kg離れた場所にも死の灰の雨を降らせている。

読んでよかった、今読むべきと思う本です。
事故は100%無くす事はできない。原発は、事故が起こったら地球上に生命の細胞を破壊する放射能を撒き散らす。撒き散らした放射能から逃れる技術を持っていない。ゆえに、原子力の技術を発電に応用する事はやってはいけない。単純な理屈です。いつか逃れる技術ができるだろう、と希望的観測で進めてはいけないと思います。

2011-08-22 22.34.26-2
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西澤保彦「七回死んだ男」

仙台四郎丸にて読了。同じ日が九回繰り返す特異体質を持った高校生が主人公。特異体質のためにじじむさい性格で、主人公の語りにさりげないおかしさがあります。なつかしい感じのミステリーで、楽しめました。
2011-08-12 15.39.50

森鷗外「渋江抽斎」

最初の1ページで、これはアカンと思いましたわ。これまででも数少ない斜め読みでんねんで。最後までページをめくっただけなんやもんで、内容はこれっぽっちもわかりまへんがな。あとがきでフムと思うたんが、考証家森鷗外っちゅう命名でんな。そやなって思いましたわこっち。
 まあ、ちょっと話に触れるとな、五百(いお)さんっちゅう抽斎さんの何人目かの奥さんの話は思いがこもってましたな。侍に熱湯をかけて追っ払う件はなかなかでしたわ。それから鰻酒。茶碗に鰻の蒲焼きを入れて些すのたれを注いで熱酒を湛えて蓋を覆って置き、少選(しばらく)してから飲んやて。鰻酒は初めて聞きましたわ。今日はこんなとこで勘弁な。
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