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楡周平「骨の記憶」

カテゴリはビジネスですが、何に分類してよいかわかりません。まあ、楡さん得意のビジネス小説の要素は十分に入っています。

終戦数年後の時代の物語でしょうか。物語は前半、中盤、終わりで印象が全然違います。読了直後の感想は「ホラー小説のようなエンディング」でした。人間の業、すさまじきかな。人は変わって人ですな。

物語のトーンと登場人物の変化の振れ幅が大きい所が強烈でしたが、切り口と持って行き方はやっぱり楡さんですわ。
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真保裕一「天魔ゆく空」

真保さんの歴史ものを初めて読みました。何かの紹介記事で内容に興味を引かれ、読む時に真保さんと気付きました。
主人公は細川政元、存じ上げませんでした。後書きを読むと歴史的な人物とわかりますが、日本史の中では有名人ではないですよね。
政元若かりし時、聡明丸の時代の話はページが早くめくれましたが、後半はかなりペースが落ちました。もう少し主人公に感情移入できると、もっと面白いと思います。私は史実よりもお話の面白さを好んでいるので、素材がとても面白い分、少しもったいないような気になりました。私にとっては少し読みづらさがありましたが、面白い本ですよ。

浅田次郎「終わらざる夏 上」

太平洋戦争終戦直前のお話です。上巻を読み終えましたが、図書館15人待ちの下巻を読めるのは大分先でしょう。いろいろな登場人物のエピソードが重なりながら物語が進んでいくところは「蒼穹の昴」みたいです。
登場人物のエピソード
小松少佐(大本営の動員担当者)、甲斐中佐(九州に転勤、小松に降伏後を見据えた動員を依頼)
佐々木曹長(盛岡連隊の司令部歩兵動員担当者、医者と通訳要員を決める)
佐藤金次(村役場の兵事係で召集者を決定して赤紙を届ける)
片岡直哉(編集長、英語の文章の検閲もしている。妻久子はアパートで友人夫婦と同居、長男譲は疎開中、45歳になる直前に徴兵され占守(シユムシユ)島へ)
菊池忠彦(医者、帝大専科に入ったが徴兵され占守(シユムシユ)島へ)
富永熊男(鬼熊軍曹、母子家庭、4度目の徴兵で占守(シユムシユ)島へ)
大屋与次郎准尉(占守島の老兵、戦車兵、妻のあだ名チハ、満州から精鋭部隊と共に占守島に移駐)
中村末松(少年兵あがり、大屋が教育係)
吉江少佐(北方全域の方面軍参謀、占守島を視察している)
岸上等兵、クリルアイヌの医者助手などなど…
2011-09-03 18.41.26-2




 
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