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筒井泉「量子力学の反常識と素粒子の自由意思」

2011年4月岩波科学ライブラリー発行なので、結構新しい本です。

最近量子コンピュータとか話題で、「量子学が語る世界像」というのを
見たかったのですが図書館になかったのでこの本その他いくつか借りてみました。

「量子って何」を素人が少しでもイメージできればいいかなという気持ちで、調査の
ための読書です。

結果、この本は薄くて字が少なくて数式もなくて読みやすい。量子って何かは
わかりませんがキーワードを学びました。最初はこの本だったのでよかったかも。

さて、内容のメモ
・量子力学の解釈をめぐるアインシュタインとボーアの論争。1935年アインシュタイン等のERP論文
・量子力学のエッセンス
 (1)物理量の量子化 
     物理量の測定結果は連続的な値とは限らず、一般に非連続な値をとる。どの値が許されるかは、
     物理量によって決まる。
 (2)測定結果の確立性
     物理量の測定結果は一般に統計的にばらつき、どの測定結果になるかは確率的にしか決まらない。
 (3)測定後の状態収縮
     測定後の系の状態は、測定した物理量の確定した特定の状態になって(収縮して)いる。
 (4)不確定性原理
     一般に2つの物理量を測定したとき、それぞれの測定結果の統計的ばらつきを同時にゼロにする
     ことはできない。
 (5)重ね合わせの原理
     系の状態が2種類あるとき、それらを「重ね合わせた」状態も存在する。
・電子のスピンを例にエッセンス5項目の説明。スピンとはコマの自転のような自分自身の回転の物理量のことで、
 古典力学では自動角運動量と呼ばれるもの。ちんぷんかんぷんでした。
・量子のもつれとは二つ以上の部分からなる物理量があったとき、全体の系の状態が量子力学的に確定している
 にも拘わらず、それぞれの部分系の状態は確定していない状態を指す。もちろん、そんなことはマクロの世界 
 ではあり得ない。例えば二個のサッカーボールがあるとき、個々のボールの状態が決まれば、二個全体の状態
 も完全に決まる。逆に、全体の状態が決まっているのに、個々のボールの状態が決まっていないなどということ
 はない。とろこが、量子力学ではそのような不可思議な状態がゆるされるのである。
・EPRパラドックス
・ベルの定理-局所性・実在性の矛盾 「テレパシー装置の取材」
・コッヘン-スペッカーの定理-状況に依存する実在  マーミンの魔法陣
・自由意思定理
20140721_185911量子力学の反常識と素粒子の自由意思






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浅田次郎「黒書院の六兵衛」

不思議なお話でした。不思議な事が起こるのではなく、何も起こらないのですが、
不思議な事態のお話でした。

徳川幕府から薩長官軍に引き渡される時の江戸城が舞台。
六兵衛は御書院番という役職?で、近衛兵団の上層部に所属している感じですかな。

六兵衛は大金で旗本株を買った人です。旗本株というのは江戸時代の末には売買
されていたようですが、同じ旗本でも上層部の株が売られることはないそうです。その
なれるはずのない旗本に、六兵衛さんはなり替わって江戸城に居るのですね。

何も起こらないのにどんどん話は進んでいきます。
動かない六兵衛の周りが動き、おもしろい雰囲気になっています。

最後の最後まで謎の六兵衛ですが、終わりもすっきりとして六兵衛の人間味がじんわりと
感じられます。不思議な面白さで面白かった。

20140704_212358黒書院の六兵衛2
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