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熊谷達也「いつかX橋で」

仙台空襲を生き延びた少年の物語です。
母と父の違う妹を亡くし焼き場の手伝い、靴磨きをして何とか生きていきます。

東北本線を跨ぐ宮城野橋は、橋の道が両端とも二股になっていてXの形に見えるので「X橋」とよばれました。
近くは特殊飲食店街が並ぶ東八番町や元寺小路があり、風紀のよくない界隈だといいます。

そこで靴磨きをしていた時に特攻くずれの愚連隊にからまれ、ひどい目に合う少年。
悪事に手をそめないと生きていけないという状況の時に、その愚連隊を助けて仲間になって、
いつかX橋の上に虹をかけようと語り合う。

高い地位を目指したり、ささやかな幸福をもとめたりして頑張る2人です。
ひどい世界でも希望はあると思えたのですが、なんともいえない結末です。

20151114_113411いつかX橋で



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内田康夫「北の街物語」

10代後半から20代前半くらいに内田さんの小説はよく読みました。先月津和野と萩に行く前に、久しぶりに津和野と萩の殺人事件を読みました。

その勢いで見つけた、埼玉の浦和や大宮が出てくるお話。北の街ってどの街かと思ったら、埼玉ではなく北区でした。

大宮のケイリンが出てきて、暗号の謎も最後の方にやっとそうだったのかと素直にだまされて楽しみました。

20151114_113357北の街物語

誉田哲也「ドンナ ビアンカ」

主人公は村瀬。母子家庭から天蓋孤独になり、カツカツの生活ながら真面目に生きている41歳。
酒屋の配達で顔を合わせた水商売のヨウコ。村瀬とヨウコのプラトニックな関係とヨウコの愛人の三角関係。

強行犯捜査係の魚住久江が捜査する誘拐事件と、村瀬の三角関係が同時進行で話が進みます。

ヨウコの本名は揚白瑶で元中国人留学生。いい人のようだけど、何かあやしいと思いながら読んでいました。
だけど、悪い人ではなかった。変な勘繰りをせずに、素直に読めばよかった。

いい人はいい人、悪い人は悪い人ですがやりきれないような感じでした。面白かったですよ。

20151114_113341ドンナビアンカ

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