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島田裕巳「日本の10新大宗教」

2007年11月発行。島田裕巳ひろみさんは1953年東京生まれの宗教学者です。
新宗教について学べました。日蓮系が多いということがわかりました。
大本について、名前を聞いたことがある程度でしたが、少し知れました。
IMG_20180519_095249日本の10大新宗教

1.天理教
神道系で仏教の影響もある、献金
2.大本
王仁三郎、小説「邪宗門」「大地の母」
3.生長の家
大本から、現世利益、出版物広告
4.天照皇大神宮教と璽宇
踊る宗教、双葉山
国粋主義、大本の流れ、天皇になぞらえる、ハワイ
5.立正佼成会と霊友会
日蓮系法華系、ピンク色の大聖堂
先祖供養、法座、排他的な創価学会に比べ保守的で他の宗派に寛容
6.創価学会
祈伏、日蓮系、池田大作
7.世界救世教、神慈秀明会と真光系教団
天国の美術館 MOA、お光さま、自然農法
8.PL教団
甲子園、花火、ひとのみち事件
9.真如苑
密教系、新宗教No.3
10.GLA(ジー・エル・エー総合本部)
オカルト系
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島田裕巳「教養としての日本宗教事件史」

2009年河出ブックス発行の本です、表紙に「日本人にとって宗教とは何なんか。仏教伝来から宗教の「お一人様化」まで、24の事件から読み解く、心と信仰の日本社会史」とあります。歴史の授業で宗教は、その時代でトピックスの宗教家や事件が記述されます。この本は宗教の視点で、歴史背景などの話は抜いて、わかりやすく書かれています。どんな事件があったのかが、手軽に学べてよかったです。
IMG_20180519_095236日本宗教事件史

1.新しくやって来た仏教とそれを迎え撃つ神道との対決
 仏教伝来。崇仏派 曽我之稲目、排仏派物部・中臣氏。聖徳太子の崇仏派勝利。法興寺(現在の飛鳥寺)建立。曽我と物部・中臣氏の対立は宗教戦争ではなく、天皇後継者問題を中心とした豪族同士の権力争い。
2.大仏開眼という国際的イベントと環境破壊
 752年東大寺大仏完成し開眼供養祭開催。天皇、インド、唐、新羅、ベトナム来訪。経済力の高さで実現。大量の金属使用で水銀による環境破壊
3.命をかけて海を渡ってきた鑑真は本望をとげたのか
1688年松尾芭蕉が唐招提寺で鑑真と対面。当時日本仏教界は、戒律を授け正式に僧侶に認定する権限を持つ「戒師」が存在しなかった。唐から戒師として鑑真を招く。戒を授ける場が「戒壇」 最澄は比叡山に大乗戒壇建立を目指すが朝廷から許可されたのは死後七日後。戒壇を建立する権限を獲得することは仏教界で権力を掌握すること。現在日本の仏教各宗派はそれぞれ独自に僧侶を認定するシステムで、宗門の経営する大学を卒業し本山で一定の修行をする事で僧職を得られる体制で、戒壇の重要性はなくなっている。
4.空海と最澄との戦いはけっきょくどちらが勝利したのか
密教の習得は空海だが、真言宗と天台宗の勝負では天台宗が発展。高野山は「東密」、比叡山は円仁、円珍が頑張って「台密」。比叡山は密教だけでなく法華信仰や浄土信仰など幅広く取り入れ、鎌倉仏教の開祖が比叡山から輩出された。
5.往生への異様な情熱が時代を席巻する浄土教信仰 念仏行 死後の極楽往生 円仁、空也 鎌倉時代法然「波阿弥陀仏」
法華経信仰 釈迦の晩年に説かれた法華経が真実の教えとして法華経そのものを信仰 誰でも成仏できる
6.日蓮の真の敵は空海だった
立正安国論で伊豆、佐渡にながされる。「南無妙法蓮華経」自信の苦難を法難と意味づけ。天台信仰に密教と入れた円仁批判。密教は個人の救済という方向にシフト、日蓮は国家のあり方を問題にして対立。この対立は今日も続く。創価学会はじめ日蓮系は社会とのかかわりを問題にして政界にも進出。密教んぼ不動信仰を基盤に発展した真如苑は霊的なカウンセリング中心で社会活動の関心は薄い。
7.蓮如がいなかったら親鸞は生き残ったか
浄土真宗 親鸞は鎌倉仏教の開祖。法然と同時に越後に流される。 蓮如が広げた。北陸地方「真宗王国」庶民の信仰
8.茶道はドラッグとして輸入された
9.禅寺で中国語が使われていた深いわけ日本で禅宗を開いたのは栄西臨済宗と道元曹洞宗。二人は比叡山で密教や天台教学を学び中国で禅を学んだ。江戸時代には異質の黄檗宗が中国から伝えられる。
10.日本を一挙に近代化した織田信長の蛮行
比叡山焼き討ち、浄土真宗の一向一揆と対決。一向宗の石山本願寺と10年以上争う。信長により国家への宗教的な権力による干渉がなくなった。
11.キリシタンは日本をキリスト教化する可能性を持っていたのか
16世紀は神道と習合した仏教は民間に浸透しておらず宗教的な空白があったので広がった。禁教後明治以降に入ったときは、空白がなく広がらなかった。
12.人を神として祀ることは冒涜ではないのか
靖国問題 神道では先祖崇拝の観念があり人を神として祀る。祟り紙、英雄神格化 東照大権現。多神教では冒涜ではない。
13.出開帳という新しいビジネス・モデルの登場
宗教法人が非課税なのは本来収益をあげる活動を行わない神社や寺院が存続する基盤を提供するため。
新勝寺
14.宗教バブルとしてのお蔭参り
伊勢参り 50日間で362万人参拝した記録。杉並区和田立正佼成会の大聖堂に貸し切りバスで「団参」
15.廃仏毀釈に飲み込まれた大寺院
16.宗教的原理主義の先駆けとしての明治政府
17.天理教は天皇制に対抗したのか
18.熱病のように広がった聖霊後輪
19.徹底して弾圧された大本の新の野望は

20.宗教国家としての満州国と日蓮主義
21.天皇制の人間宣言は何を意味したのか
22.踊る宗教と戦う宗教が戦後日本を変える
23.地球温暖化と戦う明治神宮
24.お一人様宗教の時代


新潟日報事業社「黄金の島を歩く」

佐渡金銀山の歴史と文化の本です。
佐渡に行く前に読み始め、佐渡行き道中に読み終えました。
事前に読んで、良かったです。

現地でもパネルや展示で情報がありますが、本と現地を見ること両方あってなお良かった。
読みやすい本ですが、なかなかの情報量です。佐渡行きの前にお勧めです。

西三川砂金山、上杉景勝と鶴子銀山、新穂銀山、相川金銀山、佐渡奉行所、鉱山技術、大久保長安、江戸幕府時代、官営から三菱、昭和期最大採掘、近代化遺産
世界遺産にしようという運動がありますが、なるような気がします。その価値があります。

IMG_20180507_213448黄金の島を歩く

梅原猛「日本の霊性 越後・佐渡を歩く」

2004年発行。1925年仙台生まれなんですね。
梅原さんは大昔に無理して読んだことがあるのですが、その時は話がよくわかりませんでした。

この本は旅をして歴史の思いや印象を綴った紀行文みたいな感じですが、面白かった。
ストレートな言い方で、視点するどく知性溢れ、写真もよかったです。

謙信、親鸞、安寿と厨子王、日蓮と佐渡の話を中心に読みました。新潟に行くときがあれば、もう一度じっくり読みたいです。

IMG_20180507_213433日本の霊性佐渡

内田康夫「佐渡伝説殺人事件」

再読です。賽の河原、水子供養、大佐渡の日本海側が舞台で、なかなかドロドロしておどろおどろしい雰囲気がありました。
浅見光彦だから明るい感じで話は進みますが、最後が結構ピンチでした。
安寿と厨子王の話も印象的でした。

IMG_20180507_213500佐渡伝説殺人事件

楡周平「和僑」

プラチナタウンの続編です。
題名のイメージ通り、海外に進出する話ですが、やり方は想像と違いました。

成功したプラチナタウンのその後も、試練に波乱の連続。町長選挙もあったり新規事業を立ち上げたり、やっぱり面白かった。

IMG_20180507_213511和僑


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