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若竹七海「ポリス猫DCの事件簿」

猫島ハウスの騒動の続編です。今回もおまわりさん大活躍。ゆるゆるな雰囲気で面白かった。
警察官の猫が主人公ですから。

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若竹七海「猫島ハウスの騒動」

2006年発行
舞台は三浦半島の方の葉崎半島猫島海岸の向こうの猫島です。
猫がいっぱい伏線もいっぱい。
情報がたくさんあるので細切れ読みだと大変でした。
修学旅行の話だけは謎のままです。
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若竹七海「名探偵は密航中」

2000年発行
レトロな時代のオムニバスミステリーです。おかしな人たちがたくさん出てきます。三谷幸喜の映画みたいな変な人。
最後にあっとなりました。

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柴田友厚「日本のものづくりを支えたファナックとインテルの戦略」

「工作機械産業」50年の革新史 2019年発行 面白かった。
柴田さんはファナックで10年間開発技術者としてCNCの設計開発を担当。ファナックの高収益性の疑問から企業経営に関心を持ってMBA(経営学修士)を取得。その後大学で技術経営戦略やイノベーション経営といった経営分野で仕事。企業と産業にお盛衰メカニズムの解明をしようとしています。
・モジュール化という設計思想
 3種類の基本制御ユニット、約9種類の基本オプション、約20種類の付加ロッカーを持ちモジュール間の接合部分はルール化され、ドライバとスパナで組み立てできる。市場の多様な要望に低コストで対応でき保守作業を効率よく行える。
アーキテクチャ(設計思想)を考える二つの視点
アーキテクチャとはシステムをどう分けてどうインターフェースでつなぐか決めること。ルール化できる場合それをデザイン・ルールという。例えばパソコンはモニタ、ディスプレイ。キーボード、マザーボードなどの部品で構成されそれらの部品はルール化されたインターフェースを介して有機的に連結されている。つまりデザインルールが決まっている製品。新しい製品を設計するためには、このような設計思想をまず構想しなければならない。
第一の視点:機能要素と構造要素との写像関係の視点。一対一の関係か多対一か。例えばパソコンでは表示する機能はディスプレイという独立性の高い構造要素で実現されているため前者。乗用車の「快適な居住性」という機能はボディ、エンジン、タイヤなど複数の構造要素との関係で実現されるため後者。
第二の視点:インターフェースがどの程度明示的にルール化されているか。
 インテグラル(すりあわせ)型 (例)乗用車 デザインルールが決まっていない
 モジュラー(組み合わせ)型 (例)パソコン デザインルールが決まっている 
モジュラー戦略のメリット
①様々な修正を当該モジュールだけに局所化でき迅速でコストの安い対応が可能
②モジュールの多様な組み合わせで顧客の多様な要望に応えられる
③モジュールごとの独立、並行した製品開発が可能で製品全体の技術革新が加速される
・DRAM市場での競争優位の源泉がプロセス技術から量産技術へシフトした結果、インテルのシェアが落ち日本企業に有利になった
活用と探索の二刀流マネジメント
「活用」蓄積した知識や技術、ノウハウをさらに効果的に使うことで生産性を高める作業
「探索」従来の領域とは異なる知識や技術を探り、新たな事業機会や製品コンセプトを生み出そうとする作業
・顧客志向の罠
イノベーションに際して主力顧客の声を聞くことが失敗につながる場合がある。「平時」は顧客の声に真摯に耳を傾けることは企業経営にとって永遠の真理。既存顧客は破壊的イノベーションを評価できない場合がある。
・製造業永遠の課題-標準化と特注化の両立をいかにして図るのか
まずハードウェアとソフトウェアを分離。そのうえでハードとしてのNC装置はできるだけ標準的な構成にして製品ラインナップもできるだけ少なくした。そして機械特性の違いや独自の要求に対してはソフトウェアをモジュール化することで対応しようとした
ソフトウェアのモジュール化
  アプリケーション(ユーザーモジュール)・・・ユーザー作成
  C言語ライブラリ(ツールキットモジュール)・・・ファナック作成
  基本ソフトウェア(ベンダーモジュール)・・・ファナック作成
共進化サイクル
  世界中の工作機械メーカーからのさらに高度な要望や苦情          ←   
 ↓                                                ↑
 →標準化CNC装置への実装 → 工作機械産業全体への波及と技術水準の向上
米国のように工作機械メーカー自身が工作機械に最適化したCNC装置を自社開発した場合、このような共進化サイクルは生まれない
ソフトウェアは先行者優位をもたらず財
ソフトウェアは知識の集積であるために、使えば使うほど新たな知識が付加されて信頼性が向上し、不具合が減少する。物財とは対極的。
・イノベーションのマネジメント
CTO(技術担当役員)は新規事業の関与を重要な役割と考え、技術的知識より経営的知識が必要と考えている
・新規事業を生み出し育成するポイント
①どのように探索するか過去の成功例では10年程度結果がでなくても継続した。最近は3年程度で撤退する企業が多い。
②既存事業を新規事業を明確に分離し経営層が新規事業を直轄統治する。分離とは単に組織的に別の部署にすればいいのではなく、技術や人などの経営資源、評価の基準、さらには組織文化まで違ったものにする
自動運転
センシング、認識、判断という一連の動作を行う自動運転装置のユニットとパワートレインを含む車本体のユニットから構成されユニット間を制御信号で高速でやりとりする。自動運転装置開発をめぐる主導権はどこが握るか。トヨタのような完成車メーカーとグーグルのような自動運転装置のみ開発して完成車メーカーに販売するシナリオの二つ考えられる。日本は完成車メーカーとは中立的な自動運転開発組織を設立すべき。

・日本はこれから何をつくるべきか
最終完成品でなく部品でもない第三の道としての補完財にも着目する

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落合陽一「日本再興戦略」

2018年発行。落合さんの肩書きはメディアアーチスト。大学の教授、大学経営スタッフ、企業経営などいろいろやっている方で、テレビの情報バラエティ番組で見たことがあります。先進的でパワフルな印象です。興味深い話がいろいろありました。
・中途半端に個人、自由、平等、人権といった西洋的な理念を押し付ける教育。欲しいものをちゃんと選ぶとか、自発的に行動するという事を練習しないし、それをガマンするように指導するのに、好きなものを見つけるこをが重要と言い続ける矛盾。教育を変えて日本人の意識を変え、地方自治を強化して。ローカルな問題を自分たちで解決できるようにすることから日本再興は始まる。
・2025年くらいには自動運転車が走っている。一度自動化すると人間に運転してもらうことが馬鹿馬鹿しくなる。サービスを伴わない車の職業運転手は昔のエレベータガール。タクシーが自動運転になったら手紙がEメールになったときのように、ものすごく頻繁に自動運転タクシーを使いようになる。アクセスは悪くないが自分で運転するには移動コストが高いと感じる、御殿場アウトレットのような場所は移動する際のハブのような場所になるかもしれない。
・5Gは「空間伝送」がやりやすくなる。会議などが典型。オンラインの自動運転、リアルタイム中継。5Gのインフラを早期に整えればチャンス。
・Botと人間の区別がつかなくなる。CGと実物の見た目の区別がつかなくなる。リアルとCGの融合はモノや生き物だけでなく、人間もバーチャルや機械と融合していく。健常者と障碍者のような考え方もなくなっていく。人間の肉体の差はコンピュータ、機械と融合することで大きな問題ではなくなる。メガネというテクノロジーで近視を障害と考えなくなった。介助者が必要な高齢者も体のダイバーシティが高い人という位置付けになる。
・デジタル商品のほとんどがシリコンバレーのプラットホーム経由。サービスの3割りはアップルやグーグルに抜かれている。受益者負担のオープンなブロックチェーンベースのサービスを提供できれば、プラットフォーマーにお金を抜かれず、AirbnbやUberといったグローバルなシェアリングサービスも必要なくなる。ビットコインは可能性があるが揺らいでいる。実世界で使うこと、全体の利益になること、ウォール街の投資銀行との戦いに勝つことが重要。
・意味がわかる言葉でしゃべることは英語を勉強することよりも重要になる。話し言葉も書き言葉も機械翻訳ができるよう伝わりやすい表現を心がける必要がある。英語を書くときのポイント
1.ゲルマン動詞(let、make、getなどの不規則動詞)は使わずラテン語動詞を積極的に用いること。意味の決められた3音節以上の動詞を知っていれば、代替の文は簡単に書けるはず
2.副詞をやたら並列させないで、正しい位置に入れ、係り受けがわかりにくい文章にしない。なくべく短文で切る。複数の意味にとれる単語はなるべく使わない、文章を長くしすぎない。
・ワークライフバランスくそくらえ。ワークとライフは対比でとらいない、ワークアズライフとなる。重要なのはストレスフルな仕事とストレスでない仕事をどうバランスするか。ストレスのかかる私生活(ライフ)の方が会社でストレスレスの長時間労働(ワーク)するより問題になったりする。タイムマネジメント中心でストレスマネジメントできていない。残業禁止は本質ではない。落合さんがストレスマネジメントのために力を入れているのは筋トレ。わかりやすいバイタルチェックで、筋トレを楽しくできるくらいのメンタルがあれば、それは病的なメンタル状態でないと推測できるから。
・兼業解禁と解雇緩和をセットに。
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鈴木莉沙「フルマラソンを最後まで歩かずに「完走」できる本」

2015年発行。鈴木さんのプロフィール 運動部所属経験なく走歴1年半時点でサブスリー達成。アートスポーツの契約マラソンランナーとして活動中。すごい。
走れるカラダをつくる8週とフルマラソンを完走できる脚をつくる13週のトレーニング。
流しは全力の7~8割ペースで100mを2、3本。
ジョグがランニングの土台。初マラソンの完走ペース、120分ジョグ
坂道ダッシュは練習の最後に100m上り坂を全力より少しぬいた力で3、4本
プチインターバル走は3分ジョグ2分早いペースを6セット
ハーフマラソン
60分ペースチェック走
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小出義雄「知識ゼロからのフルマラソン」

2016年発行。
フルマラソン完走を目指す人、サブ5を目指す人、サブ4を狙う人それぞれに合わせたトレーニング方法とアドバイス。シンプルで分かりやすかったです。
マラソンの足をつくるには長距離を走ること、心肺を強くするにはゼーゼーハーハーペースで走ること、両方必要。やっぱりちゃんとやらないとですね。

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若竹七海「死んでも治らない」

2002年発行。オムニバスミステリー大導寺圭の事件簿。
主人公の大導寺圭は元警察官。17年勤めた警察を辞職してから「死んでも治らない」というおバカな犯罪者エピソート本を出して作家活動中の話と、警察官時代の話が交互に出てきます。大道寺の性格もミステリアス。
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若竹七海「古書店アゼリアの死体」

コージー・ミステリというジャンルのようです。個性的な登場人物がたくさんでてきます。なさそうでありそうな、やっぱりなさそうなシチュエーション。だんだんと関係性とか人間性がわかってきて展開も早く、読み進みたい感があります。オチでも落ちました。
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